メシエ天体の撮影

明るい月がいない新月前後はメシエ天体の撮影が楽しめます。日付が変わる時間帯にアンドロメダ銀河 M31を掘り出しに行きました。十分に暗い場所なら肉眼で視認も可能な天体ですが、私の家の近くではアンドロメダ座とカシオペア座が見えるだけなので、それを頼りにレンズを向けることが最近やっとできるようになりました。
 70ー300mmのレンズにX1.4テレコンつけて420mmのはずが333mmで撮ってしまいました。少し引いておいてフレーミングをチェックしてから本撮影に入る前にズームアップし忘れたみたいです。残念!
100枚撮影して家で合成しようとしたら全然上手くできません。おかしいなと思ったら撮影中にレンズが自重で縮んで305mmになってました。またまた残念!
丁度アンドロメダ銀河が天頂付近なので真上を向いているのが原因ですけど普段は上に向けても自重で縮んだりはしません。低い気温や結露の水などが悪さをしているのでしょう。
 ズーム倍率の同じカットだけを30枚選んでRegistax6でスタックを試みるもズレズレの失敗ばかり。試行錯誤を一日やってやっと何とかできました。割とくっきり映るオリオン大星雲やプレアデス星団はアラインポイントをオートにしても大丈夫なのですが輪郭がぼんやりしたアンドロメダ銀河は自分で設定しないと駄目みたい。それで星の一つ一つをポイントしていったのですがやはり失敗の連続。やけくそになってアンドロメダ銀河の核部分だけにポイントを設定してみたら大成功、他の星星は無視してもOkでした。
 アライメントボックスサイズと最大アライメント移動量は設定可能な最大値にしました。最後の化粧直しにGoogleフォトの画像編集機能を使いました。これ想像以上にスグレモノです。
これはオリオン大星雲。Hα領域の光をカットするフィルターを取り外す加工を施したカメラだとこの全体を包む淡い赤色の帯が写るのだそうです。
ズームが途中で変化した連続撮影のセットをアンドロメダ銀河だけにアラインして合成するとこんな写真に。

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